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アジアのクロスボーダー分野でリーガル・サービスを提供する法律事務所「AsiaWise」、弁護士×テクノロジーの可能性に期待

2020.12.28

インタビューをさせていただいた方

AsiaWise法律事務所

 代表弁護士 久保 光太郎様 同事務所アソシエイト弁護士 足羽 麦子 様

 

AsiaWise法律事務所は、Cross-Border Professional Firm from Asiaをコンセプトとして設立されたAsiaWise Groupの中心として東京にオフィスを構え、設立以来、アジアのクロスボーダー案件にフォーカスし、高品質なリーガル・IPサービスを提供しています。特にインド・ASEAN地域をはじめとする日本企業の現地進出、M&A/JV案件の支援、現地でのトラブル・不正等に対するリスクマネジメント対応、知的財産権関連の業務をその中心としています。

導入のきっかけ

アソシエイト弁護士の知識知見の平準化

当事務所では、案件の規模によりますが、1つの案件に日本サイドからはパートナー弁護士1名、アソシエイト弁護士1名が入り、必要に応じて現地弁護士と協働する形を採用しています。

そのため、対応した案件次第でアソシエイト弁護士間で知識・知見に差異が生じるところ、アソシエイト弁護士間で得た知見等をうまく共有することができる場所があればよいのではないかと考えておりました。

リチェックでは、当事務所の契約書の雛形を登録することができ、携わった案件に関連する契約書の雛形を各アソシエイト弁護士がアップロードして、情報をリチェックに一元化していくことで、リチェックを通じたアソシエイト弁護士間の情報・知見の共有、平準化が可能な点に魅力を感じました。

業務効率化に対する期待

当事務所では、日常的に各弁護士が契約書等のドラフト・レビュー作業を行っております。

すでに事務所内で相当の知見・情報は蓄積されているものの、例えばリチェックに契約書の一次レビューをさせ、さらに弁護士において二次レビューを行う等、リチェックの機能を従来からの弁護士業務と併用することで、当事務所のクライアントに対して、より質の高いリーガルサービスを提供できる可能性を感じました。

また、当事務所でドラフトやレビューを依頼される契約書の多くは英文契約書であるため、契約書のレビューソフトの導入にあたっては、英文契約書のレビューも可能なソフトであることが大前提でした。リチェックでは英文契約書にも対応しているということで、導入の決め手の一つとなりました。

テクノロジー導入に対する意識

上記2でも記載したように、リーガルテックについては以前から強い関心を有しており、テクノロジーを導入することでより高度なリーガルサービスを提供できるのではないかという意識を常にもっていました。

特に、Lisseさんのような特定のテクノロジー会社と一緒にサービス内容を検討、開発したり、意見交換を行うことで、法律事務所としても学びを得られることを期待し、今回LeCHECKの導入に踏み切りました。

アソシエイト弁護士によるリチェック導入の感想

高い雛形の質

実際にリチェックを利用してみると、レビュー機能のみならず、リチェックの提供している雛形も質がとても高く、契約書のドラフトやレビュー作業において、抜けている条文がないかという点を確かめるチェックリストとしても使い勝手が良いことが分かりました。

特に、スタートアップ企業等のクライアントから必要最低限の条文のみを定めた契約書の作成依頼を受けた際、どの程度まで記載が必要かを判断するひとつのメルクマールとして利用することができました。

アウトプットのしやすさ

リチェックでは、オンライン上で契約書の各条文に対する修正やコメントを付けることができます。

また、修正をし終わった契約書については、ワードファイルの形式で一括してダウンロードすることもできます。

このようにアウトプットの形式を選べることや条文毎に丁寧に確認することができる点も、リチェックの使い勝手の良さの一つだと感じています。また、利用方法は感覚的、直感的にも分かりやすいと感じています。

リモートワークでの対応力

もともと当事務所では文書の保管等を可能な限り紙媒体ではなくオンラインで行うようにしていたため、リチェックのような媒体を使うことには抵抗はありませんでしたが、リモートワークが常態化してきたこともあり、より一層リチェックのようなオンラインで契約書の管理や知見の共有ができる媒体の重要性を実感しています。

今後の期待

弁護士によるAI、テクノロジーへの挑戦

弁護士業務は幅広く、契約書の作成一つをとっても、例えば裁判管轄条項等、定型的な処理が可能な部分から、特定の事例に即した細やかな対応が必要な部分まで様々です。

法律事務所においてリチェックのようなサービスを導入することのメリットは、クライアントから依頼を受けた契約書のドラフトやレビュー作業において、定型的な作業にかかる時間を省き、重要な部分に絞った対応を行うことで、コスト的にもクオリティ的にもより高いリーガルサービスを提供すること可能になる点だと改めて感じています。

リチェックの契約書レビュー機能については、企業間の紛争案件に長年携わってきていらっしゃった弁護士とAI技術の専門家がタッグを組み、質の高いサービスを提供されているように感じます。

うまく併用することでより本質的な業務に注力できる体制を構築していくことができるのではないかと期待しています。実際に利用をしているアソシエイト弁護士からも、前述のとおり、リチェックの機能について良い感想を受領しており、安心しているところです。

今後も契約類型や対応可能な英文契約書の範囲をさらに拡大されていくとのことで、今後の更なるサービスの発展にも注目しています。


事業紹介

  • 会社名

    AsiaWise法律事務所

  • 代表者名

    久保 光太郎

  • 所在地

    東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階

  • サイトURL

    https://www.asiawise.legal/

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