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国際法務に長けた弁護士が監修。翻訳機能サービス「LeTRANSLATE」改良を加え更なる利便性を向上
2024.02.06
リセは、契約書の翻訳機能サービス「LeTRANSLATE(リトランスレイト)」に、新機能の追加と翻訳性能の改良を行い、より利便性の高いサービスの提供を実現しました。
新機能の追加と翻訳性能を改良した背景
「LeTRANSLATE」は、国際法務に長けた専門の弁護士とネイティブ弁護士が監修したAIが、契約書を瞬時に日英・英日翻訳するWordアドインサービスです。
2020年のサービス開始より、精度の高さと合理的な価格で導入が可能なことから、中小企業から大手企業まで様々な規模の企業や法律事務所で活用いただき、導入企業数が前年比約2倍に増加するなど、高い評価を得ています。
この度の新機能の追加と翻訳性能の改良は、これまでユーザーから特に支持をいただいていたユーザー用語集の更なる利便性の向上と、翻訳性を改良したことで専任の担当者でなくても使いやすく、より契約書に特化した翻訳が可能になります。
<概要>
・新機能
ユーザー用語集(部分翻訳機能への適用)
用語集のインポート機能の追加
・翻訳性能の改良
英日翻訳での用語の定義文の表記統一
文節区切りの判定精度を改善し、翻訳精度を向上
「LeTRANSLATE」サービスサイト:https://lisse-law.com/translation/
「LeTRANSLATE(リトランスレイト)」の特長
1. 契約書に特化した高精度な日英・英日翻訳
<課題>
契約書は、多様な種類や表現(専門用語や独自の言い回しなど)があります。
契約書における機械翻訳には法的な文脈や専門用語を正しく理解し、適切に翻訳することが求められますが、単なる機械翻訳サービスでは、文脈の把握が難しく、また訳抜け・誤訳が多いことが課題でした。
<国際法務に長けた弁護士、ネイティブ弁護士が監修>
「LeTRANSLATE」は、国際法務に長けた弁護士とネイティブ弁護士が翻訳を監修することで、契約書に特化した正確で自然な訳文ができ、高精度な翻訳を実現しています。
<翻訳業務経験かつ、Wordマクロに長けたエンジニアが開発>
特許事務所の外国特許部にて翻訳の業務経験があり、且つMicrosoft MVPを11年連続で受賞したエンジニアが「LeTRANSLATE」を開発しています。
翻訳における細かな表現の調整を行うなど、専門の翻訳者でなくても分かりやすく工夫しています。
2. 表記ユレしやすい専門用語の訳語登録が可能(ユーザー用語集)
会社名、商品名などの固有名詞や専門用語などの訳語をユーザーごとで指定することができます。これにより誤訳や表記ユレを無くし、正確な翻訳を可能にします。
3. Wordアドイン機能で、スピーディーな翻訳を低価格で提供
英文契約書は長く網羅的であることから、専門弁護士へ依頼すると契約書チェックのために1週間から10日前後の時間を要していました。また、コスト面では専門弁護士に依頼した場合、和訳/英訳それぞれに費用がかかるため高額になり、専門弁護士への依頼にはハードルがありました。(※)
「LeTRANSLATE」は、Wordファイル上で直接利用可能なアドイン機能なため、高精度な翻訳を誰でも瞬時に操作ができ、業務効率化が可能になります。 さらに、高品質ながら月額1万円の低価格を実現、様々な規模の企業や法律事務所で導入いただきやすい価格で提供しています。
(※)日英訳:契約書15枚程度/約12万円(契約書1枚/400文字程度) 、英日訳:契約書10枚程度/約7万円(契約書1枚/200ワード程度)自社調べ
「LeTRANSLATE」開発者コメント
システム開発部 プロダクト開発グループ 新田 順也
<コメント>私は翻訳者として働いていた際、一般的な機械翻訳が「多様な業種や専門用語を訳文にすること」の難しさや、その訳文を「人が修正/読むことの過大な負荷」を感じていました。
「LeTRANSLATE」は、契約書特有の文を解析し「弁護士のノウハウ」と「ユーザーが登録した専門用語」に基づき翻訳し、ユーザーが読みやすい訳文になるよう設計しました。加えて「誰でも簡単・直感的に操作がしやすい」を軸に徹底的にユーザーインターフェイスにこだわっています。
「契約書の翻訳は、専門の弁護士の方が時間と労力をかけて行う」という常識を超え、より多くのユーザーに利用いただけたら嬉しいです。
<プロフィール>エンジニアリング会社、特許事務所を経て、独立。翻訳者、翻訳会社、社内翻訳部門、マニュアル制作会社のWordマクロ活用のコンサルティングを実施。2019年からリセに加入し「LeTRANSLATE」の開発をしている。
<受賞歴> Microsoft MVP 受賞 (2011~2022年、 受賞部門:Word, Office Apps & Services, M365 Development)