COLUMN / SEMINAR
契約書管理
クラウドベースの契約管理システム: クラウドを利用した契約書管理の利点とセキュリティ対策
2024.06.20
クラウドベースの契約管理システムは、多くの企業にとって契約書の効率的な管理を可能にし、業務の生産性を向上させるための強力なツールです。このコラムでは、クラウドを利用した契約書管理の具体的な利点と、それに伴うセキュリティ対策について詳しく解説します。
クラウドベースの契約管理システムの利点
1. アクセスの柔軟性
クラウドベースのシステムは、インターネットに接続していればどこからでもアクセスが可能です。これにより、リモートワークや出張中でも契約書に簡単にアクセスでき、過去の契約書の迅速な確認と意思決定を可能にします。
2. コラボレーションの向上
クラウドシステムを利用すると、複数のチームメンバーがリアルタイムで同じ契約書にアクセスし、編集やコメントを行うことができます。これにより、社内外のコミュニケーションをスリム化し、契約書作成プロセスが効率化されます。
3. コスト削減
オンプレミスのシステムと比較して、クラウドベースのシステムは初期導入コストが低く、メンテナンスやアップデートも自動で行われるため、IT部門の負担が軽減されます。多くのサービスは、サブスクリプション(定額制)モデルが一般的であり、契約書の件数やデータ容量、機能の利用数などに応じて費用が請求されます
4.データのバックアップと復元
クラウドシステムは、自動的にデータのバックアップを行い、データの喪失や災害時にも迅速に復元が可能です。これにより、重要な契約書の安全性が保証されます。
このようにクラウドベースでの契約書管理は社内の共有、コミュニケーションの円滑化、管理業務の効率化、管理コスト削減といったメリットがあります。
一方でクラウドベースのシステムを利用する際には、セキュリティ対策が非常に重要です。以下に、主要なセキュリティ対策を紹介します。
セキュリティ対策
1. データ暗号化
クラウドベースのシステムは、データの転送中および保存中に暗号化を行います。これにより、外部からの不正アクセスによるデータの漏洩を防ぎます。
2. アクセス制御
システムは、ユーザーごとにアクセス権を設定できる機能を提供します。これにより、特定の契約書や機能へのアクセスを制限し、内部の不正利用を防止します。
3. 多要素認証(MFA)
多要素認証を導入することで、ユーザーがシステムにアクセスする際に、追加の認証ステップを要求し、アカウントの不正使用を防ぎます。
4. 定期的なセキュリティ監査
クラウドプロバイダーは、定期的にセキュリティ監査を行い、システムの脆弱性をチェックします。これにより、最新のセキュリティ対策が常に適用されるようになります。
5. ログ監視とアラート
システムは、すべてのアクセスや操作のログを記録し、異常な活動が検出された場合には即座にアラートを発する機能を備えています。これにより、不正行為の早期発見が可能です。
まとめ
クラウドベースの契約管理システムは、アクセスの柔軟性やコラボレーションの向上、自動化による効率化など、多くの利点を提供します。一方で、セキュリティ対策も重要であり、データ暗号化やアクセス制御、多要素認証などの手段を講じることで、安心してクラウドを利用することができます。
契約書管理の効率化とセキュリティの強化を両立させるために、クラウドベースの契約管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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